2012年4月30日月曜日

「防災センター」・「カダーレ」視察報告

【防災センター】
消防防災に関する知識、技術、行動力を、より一層高めるために様々なコーナーを設けている。
消火訓練室、煙体験室、地震体験室、津波のメカニズム、非常電話のかけ方、地震チェックコーナー、防災備品、もしもの時の非常用品、情報コーナー、高規格救急自動車などが展示されている。

また、パネルやビデオで火災等の災害の恐ろしさ、災害の発生を未然に防止するための方法、あるいは災害から逃れる方法などをわかりやすく説明している。

一方で、入館者数は平成3年度の9,172人をピークに減少傾向にあり、平成23年には2,558人まで減少している。
この現状も踏まえ、東日本大震災以降、県民の防災意識が高まる中で、県内唯一の災害体験機能を有する当センターを今年度リニューアルし、防災教育の充実に取り組む計画である。


【カダーレ】
昨年12月に完成した文化複合施設。
約22万冊まで収納可能な図書館のほか、市民活動室、ギャラリー、スタジオ、調理創作室や茶室等が備わっている。

また、自然科学学習室2では、プラネタリウム、ミニコンサート、映写会、会議室利用、合唱練習など、多機能性のある空間となっている。最上階に設けられた天体望遠鏡で天体観測をすることも可能である。

さらに、施設の大きな特徴である、「Super Box」は、ホールの可動席を格納すると、ホーム、市民活動室、ギャラリー、ポケットパークが1つの大空間(約130m)を形成し、さまざまなイベントに対応する事が出来る。

総事業費は80億円強。施設は県内でも最高レベルと言えるが、県内外からの集客も含めた利用率(稼働率)向上に資する企画に期待したい。