2012年4月22日日曜日

「大仙美郷クリーンセンター」視察報告

3月26日から28日まで行われた、岩手県宮古市の災害廃棄物の試験焼却は、すべての検査項目で基準を大きく下回り、これまで観測されているレベルと同程度の結果となった。

国が示す基準は、100Bq/Kg以下のものを「放射性廃棄物として扱う必要のないもの」と定めており、この基準以下であれば、廃棄物を安全に再利用することができるとしている。

秋田県と岩手県が締結した基本協定では、受け入れる災害廃棄物について100Bq/Kg以下を目安値としている。

また、8,000Bq/Kg以下は、焼却灰の近くで埋め立て作業を行う作業員、処分場周辺住民の方々のいずれにとっても安全が確保されている埋め立ての基準値としている。

秋田県と岩手県が締結した基本協定では、8,000Bq/Kgを超える焼却灰は埋め立て処理しないことを定めている。

≪参考≫
http://www.dmkjk.jp/2012/03/post-31.html

受入量は10t/日とし、2,600t/年としている。

本施設での最大焼却量実績が、37,176t/年(平成20年度)で、設計上では、40,800t/年。
設計と実績の差3,624t/年を最大受入可能量とし、安全安定率をみて、最大の7割を受入量とした。
52週での受入となり1週間で50t、1日あたりの受入量が10tとなる。

搬入日は、原則月曜日から金曜日とし、搬入時間は一般搬入に支障のない時間帯に調整する。
また、通常処理を優先するため、全炉停止期間および全炉停止前1週間程度は受入を一時中断する予定。

埋め立てにあたっては、搬入される焼却灰および飛灰固化物毎に埋め立て箇所を区分し、さらに処理時間内における埋立履歴を残すほか、飛灰固化物の埋立にあたっては、即日覆土でしょりすることとしている。